剪定(せんてい)
樹木の皮を切り、形を整え風通しを良くする作業です。見た目を美しくするのみでなく養分を効率よく利用させて生長を促進したり、病害虫の繁殖を予防する効果があります。
手入れ前
手入れ後
敷き松葉
冬季、苔を霜柱から守る為に行ないます。赤松の古葉を、苔の上に均等に敷きます。また、露地に冬の風情を添える重要な目的も持っています。
施肥
冬場の重要な庭仕事の一つ、寒肥(かんごえ)施肥作業です。骨粉や油かす、鶏糞や牛糞等の有機肥料と化成肥料等を施します。出来るだけスコップ等で深く広く掘り、土と良く混ぜて施肥します。固くなった土をほぐし土中に空気が入ることも大事なことで、肥料の効果もゆっくりと持続します。
北山台杉枝打ち(えだうち)
剪定鋏(せんていばさみ)ではなく、カマで枝を打ち、姿を整える技法の事でダイスギの枝打ちは京都独特の剪定方法です。カマは作業の前によく砥いでおき、幹から取り去る枝の元を抉るようにして刈り取ります。
薬剤散布
植物によって害虫の種類や発生時期は違うのでお庭の状態に合わせて、適切な散布時期と薬剤の種類を選定し行なっています。